実は安齋さん、イラストレーターでありソラミミストであり、オカリナ奏者であると同時に、シール収集家でもあるのです。勝手に観光協会の旅先でも、ナイスなシール付きのお土産を見ると買わずにはおれません。そしてあくまでもシール目的であるため、中身の「ほぼ砂糖でできたお菓子」や「個性的な匂いの乾き物」などが、夜な夜なスタッフにふるまわれるわけです。捨てるわけにもいかないのでみんな渋々頂きますが、正直迷惑しているんですよ、安齋さん。
「ホントだ、ここシール天国じゃん!」
大量に並んだシールの列を見て、目を輝かせる安齋さん。
「あっ!これカッコイイ!」「これもイイなぁ〜!」
7つも8つも袋を抱え込み、お会計へ。で、それは一体誰が食べるんですか??
おやつに唐津バーガーをぺろりと平らげ、一行は呼子の港へ。ここは日本一とも言われるイカの宝庫。名物・イカの活作りをたらふく頂くため、まずは港を散策。するとここにもあるわ、あるわ、あふれんばかりのシールの山!
「佐賀はシールがありすぎだよ〜!」
嬉しさと同時に懐の痛みも感じ、複雑な表情の安齋さん。どっさり抱えた大量のお土産を見て、さすがのMJもあきれ顔です。
「安齋さん、これを機にもうその趣味やめたら?」
買い物袋の山をロケバスに詰め込み、一行は遊覧船乗り場へ。とにかくなんでもイカをいれていく呼子、観光遊覧船『イカ丸』もイカの姿です。
「イカ、イカ、イカ、イカ、イ・カ・丸〜♪」
と陽気なテーマ曲に乗って出港。こちらの船では海蝕洞窟・七ツ釜の奇観を楽しめます。異様な光景に一同思わず驚嘆、洞窟突入も体験できる実に楽しいクルーズでした。
そしていよいよイカを食すべく、活作りの元祖『河太郎』さんへ。こちらの活作りは生け簀に泳ぐイカを瞬時にさばくため、まさに極限の新鮮さ。その身は透き通り、夕陽を浴びてキラキラと輝きます。
「・・・美味い」
イカマニアのMJにとってはまさに至福の瞬間、もはや他に言葉はありません。イカのフルコースを夢中で頬ばる一行。勝手に観光協会の長い歴史の中でも、屈指のご馳走でした!
そんなこんなで、これにて本日の視察も終了。するとホテルへ向かう車中、安齋さんがポツリと一言。
「あれ?オカリナがない・・・」
どうやらイカに夢中になりすぎて、どこかで落としてしまったようです。船の中では確かに持っていたので、お店に忘れてきたらしいのですが、電話して聞いてみても見つからないとのこと・・・。
唯一の仕事道具をなくし、手にしたのは膨大な量のお土産(いるのはシールのみ)。今回ばかりは中身もスタッフに拒否され、仕方なくすべて持ち帰ることに。バッグに入りきらず、必死でダンボールに詰め込むその背中が、やけに小さく見えます。
「過ぎたるは猶、及ばざるがごとし」
孔子の言葉を深く胸に刻んだ1日となりました。
視察2日目は、浜野浦の棚田、いろは島展望台と絶景を堪能し、焼き物の里・伊万里、有田を視察。最後はろくろ体験にまで挑戦してディープな佐賀を満喫した一行。名物いっぱい、見どころ満載な良いところでしたよ、佐賀は!
そして今回のお宿は嬉野温泉『萬象閣敷島』さん。「旅館のお菓子はなぜ紙に包んだ既製のお菓子なんだろう?」という若女将の疑問から生まれたウェルカム・デザート「敷島プリン」が絶品。さらには名物・佐賀牛ステーキに舌鼓を打ち、お腹も一杯になったところでリョカ録です。予備のオカリナの音がどこか切ない、勝手に観光協会公認・佐賀県ご当地ソング。ぜひぜひ聴いてみてください。
♪『ヤイテ、ヤイテ、サガ』 |