戦慄の菊人形ワールドに圧倒されっぱなしの二人。さらに場内を進むと、今度は「菊人形歌舞伎」なる出し物を発見。演目はどうやら『智恵子抄』のようです。
「ちょっとこれ見てみようよ」
小学校の体育館のような舞台に、大雑把に描かれた書き割り。そこはかとなく漂う哀愁がグッときます。一体何が始まるのか、不安と期待を抱きつつ固唾を飲んで見守っていると、突然カセットテープから昭和なBGMが流れ出しました。そしてついに舞台の幕が上がると…
「うわっ!!」「すっげーーー!!」
なんと、舞台の下から菊人形がせり出してくるではありませんか!
「智恵子と光太郎だ!」
そう、主人公は高村光太郎とその妻・智恵子。二人の夫婦愛を綴った『智恵子抄』は決して明るいお話ではありませんが、菊で着飾っているとご陽気者にしか見えないから不思議です。
テンポよく舞台転換が行われ、次々と現れる菊人形。実家が破産し故郷を失った智恵子も、精神の病に冒され入院中の智恵子も、「東京にはほんとの空がない」と嘆く智恵子も、なぜか菊の衣装に身を包んでいます。
「で、なんで菊を着てるのよ?」「そこんとこの説明が一切ないからね」
ひたすら圧倒されたまま、菊人形絵巻に見入った一行。とにかく大満足の20分間でした。
「いや〜、凄かったね」「これは面白いわ!」
「でもさ……、何で菊なの?」
実に奥深い菊人形の世界。こういう文化だけは絶やしてほしくないものです。
その後喜多方ラーメンに舌鼓を打ち、会津若松で会津武士の魂に触れた一行。
猪苗代生まれの野口英世グッズもゲットし、充実した視察の旅となりました。そして最後は芦ノ牧温泉『丸峰観光ホテル』にて一泊。美味しいご馳走を頂き、渓流展望大浴場にゆっくり浸かったところで、いよいよリョカ録です。果たしてどんな曲に仕上がっているのか、ぜひぜひ聴いてみてください。勝手に観光協会公認・福島県ご当地ソング『あぁ、もっともだ』♪ |