「おれたちのスタイルが一番馴染むのって、秋田だよね。」
 これまで日本全国津々浦々、さまざまな土地を視察してきた勝手に観光協会。名所を練り歩き、名物に舌鼓を打ち、名湯に浸かる有意義な旅の中で、ちょっぴり悲しい現実がひとつだけありました。それはロン毛オヤジコンビの風貌が、どうも景色にしっくり馴染まないこと…。

 しかし秋田県はちがいます。なにしろ『なまはげ』のいる県です。「なまはげせんべい」、「なまはげ大橋」、「なまはげトイレ」に「なまはげ駐車場」。どんなものにも「なまはげ」を付けて押し通してしまえる強烈なキャラクターは、まさに秋田のシンボル、秋田のヒーロー。ロン毛オヤジのどこへ行っても浮いてしまうスタイルも、ここでは「なまはげのコスプレ」と認識してもらえます。なまはげはヒーローですから、街ゆく人もどこかやさしい。土産物屋のおばさんがおまけをしてくれたのも、きっと安齋さんがなまはげに見えたからです。

 そんなわけですっかりなまはげに憧れてしまったMJ&AH、やはり実物を見に行こう!ということで「男鹿真山伝承館」に向かいます。ここでは1年中なまはげの実演を行っており、大晦日にしか現れない本物のなまはげを見ることができます。茅葺き屋根の古いお屋敷にお邪魔し、待つこと数分。いよいよです。
「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜!!」
 地の底から湧き出るような唸り声とともに、扉を激しく開け放ち、二人組のなまはげさんが登場!
「ドスッ!ドスッ!ドスッ!ドスッ!」
 玄関で力強くシコを踏むと、家の中へ飛び込んで、おなじみの決めゼリフ。
「泣ぐ子はいねがっ!!」
 出ました。やっぱり本物はちがいます。ホントに恐いです。
「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜!!」
 あまりの迫力に圧倒される一行を尻目に、お家のご主人役に説教を始めるなまはげコンビ。
「おいオヤジ、隠しても無駄だぞ。この『なまはげ台帳』にすべて書いておる。」
「孫の一郎は、宿題もやらずにテレビゲームばっかりやっていると書いてある!」
「嫁の光子は、毎晩近所のかあさんがたとカラオケ三昧と書いてある!」
「年いったばあさまは、家族みんなで大事にせねばならんぞ!」

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  見た目は恐いけれど、すごく真っ当ないいことを言う、なまはげさん。やっぱり正義のヒーローです。
「なまはげ」の語源は「ナモミハギ」。家で囲炉裏にばかり当たっていると足につく火形を「ナモミ」といい、怠け者の象徴とされています。それを剥ぎにくる、つまり怠け者を叱りに来てくれるのがなまはげなのです。
酒を飲んでは説教ばかりしている某イラストレーターも、なまはげさんのようにいいお説教をしてあげてくださいね。

 一行はその後も角館の武家屋敷、横手のかまくら、日本一深い湖・田沢湖と各地を回りますが、やはり今回の旅はなまはげに尽きました。
乳頭温泉郷の蟹場温泉に泊まった一行は、当然のように「なまはげプレイ」に興じます。なまはげ衣装が似合いすぎな安齋さん、なまはげに変身するのにお面が必要ないなんてすごい!

 ご当地ソングも、当然なまはげになりきってリョカ録。「おぉ、わしら、なまはげ兄弟、酒を飲んでは説教さ♪」
勝手に観光協会改め、『なまはげ兄弟』。ぜひぜひ聴いてください。

 
             
秋田セリオン
 
男鹿真山伝承館
 
なまはげ館
 
ゴジラ岩
◆秋田セリオン
〒011-0945
秋田県秋田市土崎港西1-9-1
TEL 018-857-3381

秋田港のシンボルになっている全長143m、総ガラス張りのタワー。360°のパノラマが広がる地上100mの展望室からは、日本海や男鹿半島などの絶景が広がる。特に、夕暮れ時がお薦めだそう。一行はもちろんそんなことにはお構いなしで、一目散に"メダリオン"へ。
  ◆男鹿真山伝承館
〒010-0685
秋田県男鹿市北浦真山字水喰沢97
TEL 0185-33-3033


男鹿地方に古くから伝わる曲家(まがりや)民家を再現した建物の中で、本来、大晦日にしか見ることができない"なまはげ行事"をいつでも体験できる「なまはげ習俗学習講座」を開設している。
閑かな佇まいの古民家の中で繰り広げられる恐怖と戦慄のなまはげ体験は必見!
  ◆なまはげ館
〒010-0685
秋田県男鹿市北浦真山字水喰沢
TEL 0185-22-5050


男鹿のなまはげのすべてを知ることができる博物館。地域によってお面や衣装が異なるなまはげが並ぶ「なまはげ勢揃い」は、かなりの迫力。
また真実のなまはげを伝えてくれる映画「なまはげの一夜」の上映や、なまはげコスプレを楽しめる「なまはげ体験コーナー」があり、もう、なまはげのことで頭がいっぱい。
  ◆ゴジラ岩
〒010-0534
秋田県男鹿市船川港小浜
TEL 0185-23-2111
(男鹿市観光課)


男鹿半島の南側・塩瀬崎の岩礁地帯にある岩。そのシルエットがまるでゴジラように見えることから1995年に「ゴジラ岩」と名づけられた。夕焼けをバックに浮かび上がるシルエットはなかなかのモノ。

八郎潟干拓地
 
角館・武家屋敷通り
 
かまくら館
 
マインランド尾去沢
◆八郎潟干拓地
秋田県南秋田郡大潟村
TEL 0185-45-2111
(大潟村産業振興課)


かつては琵琶湖に次ぐ広さを誇った湖・八郎潟。1964年の国の干拓事業によって、約5分の4が陸地化され、170平方kmにも及ぶ大水田地帯に変貌した。現在では区画整理された田園風景が広がっている。
  ◆角館・武家屋敷通り
秋田県仙北市角館町
TEL 0187-54-2700
(角館町観光協会)

1620年、芦名義勝によって開かれた城下町・角館には、黒板塀に囲まれた武家屋敷が立ち並ぶ。枝垂れ桜や樅の木など、四季折々の自然も楽しむことができ、「みちのくの小京都」とも呼ばれる雰囲気満点の観光スポット。
オヤジたちには木漏れ日がこそばゆい。
  ◆横手ふれあいセンター
 かまくら館

〒013-0023
秋田県横手市中央町8-12
TEL 0182-33-7111


横手といえば"かまくら"で有名。その"かまくら"を一年中体験できるのが、こちらの「かまくら館」。
マイナス10℃に保たれた室内は、鼻水まで凍りそうな極寒状態。凍死したかのようにたたずむ姉弟のマネキンが怖い。

  ◆マインランド尾去沢
〒018-5202
秋田県鹿角市尾去沢獅子沢13-5
TEL 0186-22-0123

約1,200年の歴史をもつ尾去沢鉱山が、閉山後、地底博物館として公開されている。全長1.7kmの坑道では約900万年前の地殻が観察できるほか、当時の採掘の様子が再現されている。おなじみの体験採掘コーナーや砂金採り、シューティングゲームコーナーやゴーカートまで、大人から子供まで楽しめる一大レジャー施設となっている。一行もお馴染みのメット仕事に勤しむ。

蟹場温泉
 
たつこ像
       
◆蟹場温泉
〒014-1204
秋田県仙北市田沢湖田沢先達沢国有林50
TEL 0187-46-2021

乳頭温泉郷の最奥に位置する人気の宿。付近の沢に蟹が多く棲むことからこの名がついた。建物から50mほど離れたところに原生林に囲まれた露天風呂があり、森林浴と温泉が同時に楽しめる。夕食には名前にちなんだ蟹鍋をいただきました。
今回のリョカ録の舞台はココ!
  ◆たつこ像
〒014-0511
秋田県仙北市西木町西明寺潟尻
TEL 0187-43-2111

(田沢湖観光情報センター)

水深423m、日本一の深さを誇る田沢湖の湖畔に佇む金色の像が"たつこ像"。永遠の美貌を求めて霊泉の水を飲み続け、やがて龍になってしまったという伝説の少女・辰子をモチーフとしている。
田沢湖の湖面に映る秋田駒ヶ岳の姿がなんとも美しい。